Linqto破綻でもリップル株は安全とJohn Deaton弁護士が断言

公開日:2025年07月03日 14:28
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Linqtoの破綻は暗号資産私募投資市場に衝撃を与えており、特に同プラットフォームのSPV(特別目的会社)を通じてリップル、Circle、スペースXに投資していた個人投資家らが動揺している。こうした混乱の中、John Deaton弁護士が事態に介入。単なるコメントだけでなく、影響を受けた投資家のために戦うことを約束した。

Deaton弁護士はツイッターで「破産手続きの結果を正確に予測できると主張する者は、無知か嘘つきか、意図的に不安を煽っている者だ」と述べ、投資家の過剰な不安を戒めた。

多くの投資家が生涯貯蓄を同プラットフォームの私募案件に投じているため混乱が広がっているが、Deaton弁護士は「人々が思っている以上に希望はある」と指摘。法的な優先順位として、Linqtoの顧客である11,500人の投資家(リップル株などをSPV単位で購入した者)が最優先で、Linqtoの一般株主は最後尾であることを説明した。

重要なのは、リップル(470万株)、Circle、クラーケン、スペースXなどの保有資産がすべて帳簿上存在していることだ。リップル株は購入時から価値が上昇し、2025年6月には1株175ドルで自社株買いを実施。この価格で評価すれば、投資家保有分の価値は8億ドルを超える。Circle株は購入価格の6倍以上に値上がりしている。

リップルのBrad Garlinghouse CEOは、Linqtoが保有する470万株は二次市場から購入したものであり、リップル本体とは無関係であることを明言。XRP仮想通貨とも無関係だと強調した。

一部報道ではLinqto創業者に詐欺行為や証券法違反の疑いがあるとされ、現CEOが破綻を権力闘争に利用しているとの指摘もある。Deaton弁護士は「憶測はやめるべきだ」とし、内部メールや財務記録が法廷で明らかになると述べた。関係者が協力すれば1年以内に解決計画が承認される可能性があるが、長期化すれば資産価値が毀損するリスクがあると警告している。
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