ジョン・ディートン氏予測：リップルとコインベースが伝統的銀行を駆逐へ

Coinpedia Fintech Newsによる報道によると、従来の銀行から離れ、より良い金融機会を求めて暗号資産プラットフォームに注目する若者が急増している。高いリターン、トークン化された株式、Web3ツールへのアクセスなど、より多くのコントロールと柔軟性を提供するサービスが人気を集めている。

ポール・バロン氏は最近、ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの大手銀行が危機感を強めていると指摘。Z世代とミレニアル世代の89%が、暗号資産やDeFiプラットフォームに乗り換える準備ができているとの調査結果を紹介した。

暗号資産業界の著名人ジョン・E・ディートン氏は、コインベース、クラーケン、リップル、ロビンフッドなどの企業が近い将来、伝統的な銀行の役割を引き継ぐと予測。これらのプラットフォームが自動車ローン、住宅ローン、さらには個人間融資まで扱う「ワンストップ金融ハブ」に発展するとの見解を示した。

特に注目されているのがリップルとアプホールドの買収噂。ディートン氏は、この提携が実現すればデジタル決済のリーダーであるリップルがさらに勢力を拡大し、より多くのユーザーに金融サービスを提供できるようになると分析している。

伝統的な銀行が後れを取っている理由について、ディートン氏は「イノベーション不足と現代技術の採用遅れ」を指摘。DeFiの台頭により、ユーザーはより高速なサービスと資産へのアクセス性、高いリターン、財務管理の自主性を求めるようになっており、これが若年層の銀行離れを加速させていると説明した。

コインベースとロビンフッドについては、単なる取引アプリから総合金融企業へと変貌を遂げつつあると評価。キャシー・ウッド氏が「ビットコインを担保にした住宅ローンの提供が近い将来実現する」と発言した件にも言及し、コインベースがゴールドマン・サックスやJPモルガン並みの金融大手へ成長する可能性を示唆した。

過去2ヶ月でCOIN株が約100%上昇した事実は、市場がこの潮流を支持している証拠だとディートン氏は強調。金融の世界は急速に変化しており、早く動いた者が最大の利益を得られると述べ、早期の対応を促している。