SEC、GrayscaleのXRP・SOL・ADA含むETF上場を一時保留 — その背景とは
公開日:2025年07月03日 17:15
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米国証券取引委員会(SEC)は7月1日、Grayscaleのデジタル大型株ファンド(GDLC)をスポットETFに転換する申請を加速度的に承認し、NYSE Arcaでの上場・取引を認可しました。しかし、その直後に同委員会はこの決定を見直す姿勢を示し、上場開始が一時的に延期されることになりました。
SECは承認決定からわずか1日後に審査を保留する方針を通知。ニューヨーク証券取引所あての書簡で「委員会はこの決定を再審査する」と表明し、「7月1日の承認命令は委員会が別段の指示を出すまで効力を停止する」と明記しました。
このETFの組成では、ビットコインが約80%、イーサリアムが11%を占め、ソラナ(SOL)2.8%、リップル(XRP)4.8%、カルダノ(ADA)0.8%となっています。ブルームバーグのETFアナリストJames Seyffart氏は、SECが暗号資産ETFに関する内部枠組みを策定中であることが延期の背景にあると分析。「SECはETF形式のデジタル資産に関する公式な承認や枠組みが整うまで、19b-4手続き下での商品上場を認めたくない意向」と指摘しました。
SECはこれまでビットコインとイーサリアムのスポットETFを承認していますが、ソラナ、XRP、カルダノなどのアルトコインを対象とした商品の承認には慎重な姿勢を維持しています。専門家らは年内の承認を見込んでいますが、規制当局の動向が注目されます。
SECは承認決定からわずか1日後に審査を保留する方針を通知。ニューヨーク証券取引所あての書簡で「委員会はこの決定を再審査する」と表明し、「7月1日の承認命令は委員会が別段の指示を出すまで効力を停止する」と明記しました。
このETFの組成では、ビットコインが約80%、イーサリアムが11%を占め、ソラナ(SOL)2.8%、リップル(XRP)4.8%、カルダノ(ADA)0.8%となっています。ブルームバーグのETFアナリストJames Seyffart氏は、SECが暗号資産ETFに関する内部枠組みを策定中であることが延期の背景にあると分析。「SECはETF形式のデジタル資産に関する公式な承認や枠組みが整うまで、19b-4手続き下での商品上場を認めたくない意向」と指摘しました。
SECはこれまでビットコインとイーサリアムのスポットETFを承認していますが、ソラナ、XRP、カルダノなどのアルトコインを対象とした商品の承認には慎重な姿勢を維持しています。専門家らは年内の承認を見込んでいますが、規制当局の動向が注目されます。
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