XRP価格予測：アナリストが「全てが変わった」と指摘 その根拠とは

XRPは数か月間にわたり下落トレンドライン下方で値動きが小さくなっており、抵抗線でのテストを繰り返すごとに値幅が狭まる形で推移してきた。仮想通貨アナリストのSteph Is Crypto氏（@Steph_iscrypto）が3日足チャートを用いた詳細な分析を公開し、XRPが今や重要な転換点に近づいている可能性を示唆した。

同氏は「XRPにとって全てが変わった」と述べ、2025年1月から形成され続けている下降三角形パターンに注目。このパターンが、長期間続いた締め付け相場の終わりが近いことを示していると分析した。動画内でSteph氏は、この圧縮局面で出来高が大幅に減少している点を指摘し、これは大きな値動きの前兆となり得るとしている。

XRPのブレイクアウト条件と価格確認
Steph氏は2.33ドルをトレーダーが注視すべき明確なブレイクアウト水準と認定。この値は下降抵抗線の上限境界線であり、この水準を日足で明確に上抜けすればブレイクアウトが確定すると強調した。分析時点でXRPは2.18ドル付近で取引されており、ブレイクアウトゾーンに接近中。3日足で2.33ドルを明確に突破すれば、XRPが新たな上昇サイクルに入ったという強気シナリオが確証されるとしている。

フィボナッチ目標値が示す複数段階の上昇
上昇目標として、Steph氏はトレンドベースのフィボナッチ拡張ツールを適用。2024年の安値から2025年1月の高値3.39ドル、4月の押し目1.61ドルを測定し、次のラリーにおける重要な水準を算出した。

初期目標として5.38ドル（0.618フィボナッチ）を部分的に利益確定に適した水準とし、勢いが持続すれば11.31ドル、23.78ドル、場合によっては37.63ドルまでの上昇も想定可能と分析。「2024年にも同様のパターンがあり、トレンドラインを突破した瞬間に価格が急騰した」と過去事例を引用し、今回の目標値の現実味を補強した。

短期的な支持水階
強気シナリオが中心ではあるものの、Steph氏は修正局面の可能性にも言及。4月の安値1.61ドルが現在の構造の基盤として機能するとの見解を示し、短期的な支持線は2.06ドル・1.95ドル、最終的なキーレベルは1.80ドルと設定。ブレイクアウト前に小規模な反落が発生する可能性にも注意を促している。

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