トランプ大統領の大型減税法案 大統領署名目前に
公開日:2025年07月03日 18:05
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ドナルド・トランプ大統領の大型減税・歳出法案が大統領署名目前となった。下院共和党は日本時間27日午後4時半ごろ、手続き決議案を219対213で可決し、同日中の本決議採択に向けた最終段階に入った。マイク・ジョンソン下院議長は難航した調整作業の末、党内の賛成を取り付け採決にこぎ着けた。
5月に一旦可決された本法案は上院で修正を経て、4.5兆ドル規模の減税、国防・国境警備費増額と引き換えにメディケイド(低所得者向け医療保険)や食料支援プログラムの予算削減を含む内容となった。
下院共和党は徹夜の協議で結束を固めた。週初めに上院で副大統領の決裁票1票差で可決される混乱を避けたい共和党指導部の思惑が働いた。修正内容を巡っては財政赤字拡大を懸念する保守派と社会福祉削減に慎重な穏健派の対立があったが、ジョンソン議長が調整に奔走した。
トランプ大統領は自身のSNS「Truth Social」で「史上最大の減税と成長をもたらすため共和党は結束すべきだ」と強硬に主張。当初消極的だった自由党団も最終的には賛成に転じた。
一方、民主党は「共和党がトランプ氏の意向に盲従し有権者を切り捨てている」と強く批判。カリフォルニア州選出の共和党議員バラダオ氏のように自身の有権者層に影響するメディケイド削減に反対しながらも賛成票を投じた事例もあり、党内の葛藤が浮き彫りになった。
5月に一旦可決された本法案は上院で修正を経て、4.5兆ドル規模の減税、国防・国境警備費増額と引き換えにメディケイド(低所得者向け医療保険)や食料支援プログラムの予算削減を含む内容となった。
下院共和党は徹夜の協議で結束を固めた。週初めに上院で副大統領の決裁票1票差で可決される混乱を避けたい共和党指導部の思惑が働いた。修正内容を巡っては財政赤字拡大を懸念する保守派と社会福祉削減に慎重な穏健派の対立があったが、ジョンソン議長が調整に奔走した。
トランプ大統領は自身のSNS「Truth Social」で「史上最大の減税と成長をもたらすため共和党は結束すべきだ」と強硬に主張。当初消極的だった自由党団も最終的には賛成に転じた。
一方、民主党は「共和党がトランプ氏の意向に盲従し有権者を切り捨てている」と強く批判。カリフォルニア州選出の共和党議員バラダオ氏のように自身の有権者層に影響するメディケイド削減に反対しながらも賛成票を投じた事例もあり、党内の葛藤が浮き彫りになった。
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