カルダノ(ADA)、7月に30%上昇の可能性 ~ETF承認期待とDeFi統合が追い風に~

公開日:2025年07月03日 19:20
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Coinpedia Fintech Newsによると、カルダノ(ADA)の価格は2025年6月、主要ネットワークアップグレードにも関わらず16%急落し、0.50ドル台で取引を終えた。cbETHクロスチェーンブリッジのローンチやCoinbase Base Layer-2連携があっても、強気相場は形成されなかった。6月には1億8200万ドル以上がADA市場から流出。オンチェーンデータでは、ADAホルダーのうち利益確定可能なのは46%のみで、投資家の信頼低下を示唆している。一方、アクティブウォレット数は24,000から18,000に減少し、ユーザーエンゲージメントの低下が顕著だ。

現在のADA価格は0.5590ドルで、支持線は0.5235ドル、抵抗線は0.5989-0.6533ドル帯。RSIは49.65で中立、市場センチメントは89%が弱気ながら、Fear & Greed指数は66(強欲)と珍しい乖離を見せている。

アナリストGOAT Tribeによれば、ADAは回復の初期段階にある。7月1日には0.563-0.566ドルまで反発し、0.50ドル近辺から回復した。アナリストは26%上昇を予測し、7月中の高値目標を0.72ドル、平均価格を0.622ドルと見込む。0.60ドル抵抗線の突破が強気相場の確認となる。さらに強材料として、年初来9億3200万ドル相当のADAが取引所から引き出されており、2021年のブルラン時の蓄積局面に似た動きだ。

■ADA上昇の潜在的要因
・カルダノETF申請: グレイスケールが米国初のカルダノETFを申請。ブルームバーグは76%の承認確率と評価。承認されれば機関投資家の資金流入と米国市場での知名度向上が見込まれる。
・GDLCファンド承認: SECがグレイスケール・デジタル・ラージ・キャップ・ファンド(GDLC)をスポット暗号ETFとして承認。同ファンドはBTC、ETH、XRP、SOLと共にADAを保有。
・DeFi成長可能性: チャールズ・ホスキンソン氏がRLUSDステーブルコインの無償統合を提案。流動性改善と新規ユーザー獲得が期待される。

6月の乱高下があったADA相場だが、市場心理は変化しつつある。ETF期待、DeFi統合、市場の蓄積が続けば、7月にブレイクアウトする可能性が高い。0.60ドル水準の動向が今後の鍵となりそうだ。
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