仮想通貨市場が上昇、ドゲーム型ミームコインが躍進 - 2025年7月3日

公開日:2025年07月03日 19:32
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仮想通貨市場は数日間の小幅下落傾向を抜け、本日上昇に転じた。時価総額トップ100のほぼ全てのコインが過去24時間で価格上昇を記録している。一方、市場全体の時価総額は3.47兆ドルで横ばいとなった。取引高は1200億ドルに達し、ここ数日で最高水準を示している。

主要ポイント:
- ドゲーム型ミームコインがトップ10/100の両カテゴリで最高パフォーマンス
- BTCは109,500ドル超え、史上最高値に接近
- ETHはトップ10中2番目に高い上昇率(6.1%)
- 6月末のBTC利益保有比率が87%から98%に急増
- 米国BTC現物ETFは資金流入が継続、ETH現物ETFは資金流出

【市場動向】
時価総額トップ10の全銘柄が上昇。ビットコイン(BTC)は2.3%上昇して109,515ドル、イーサリアム(ETH)は6.1%上昇し2,600ドル台へ。最も上昇率が高かったのはドージコイン(DOGE)で7.8%上昇の0.1742ドル、一方バイナンスコイン(BNB)は0.8%上昇と最小だった。

注目の動きとして、Bonk(BONK)が20.8%上昇し0.00001738ドルで取引。同プロジェクトは100万オンチェーン保有者に迫り、1兆BONKのバーンを実施予定と発表した。

【専門家見解】
Xapo銀行の投資責任者ガディ・チャイト氏は「BTCのオンチェーンメトリクスは市場の強さを示している」と指摘。Glassnodeデータによれば、6月末のBTC利益保有比率は87%から98%に急上昇した。

「この水準では利益確定売りが増え、短期的なボラティリティが高まる可能性がある」とチャイト氏は述べつつも、「大幅な反転ではなく健全な調整段階だろう」との見解を示した。

【注目イベント】
・米国初のソラナステーキングETF「REX-Osprey Solana Staking ETF」がCboe BZX取引所に上場
・米証券取引委員会(SEC)がグレイスケールの大型銘柄ファンドETF転換を突如凍結

市場センチメント指数は前日46から54に上昇し、中立圏内ながら楽観ムードが強まっている。今後の米雇用統計などの経済指標が注目される。
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