リップルCEOがXRPと自社株式の違いを明確化

公開日:2025年07月03日 20:39
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リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOはこのほど、XRPとリップル社株式の区別に関する誤解について声明を発表した。X(旧Twitter)で共有された声明で、ガーリングハウス氏はデジタル資産であるXRPとリップル社の株式が全く別物であることを強調。今回の発言はあくまでリップル社株式に関するもので、XRPとは無関係だと述べた。

混乱は、Linqto社によるリップル株式の販売に端を発した。一部の個人投資家が誤ってリップル社から直接株式を購入したと勘違いしていたという。ガーリングハウス氏は、リップル株式は同社の所有権を表す一方、XRPは会社の私募資本とは独立したデジタル資産であることを再確認した。

Linqto社との関係について、ガーリングハウス氏は「同社はリップルと公式に関係する独立企業ではない」と明言。Linqtoが保有する約470万株のリップル株式は、同社から直接購入したものではなく、初期株主からの二次市場取引で取得したものだと説明した。リップルはLinqtoの株式保有を確認したにとどまり、販売を許可したり業務提携したりした事実は一切ないと強調。

2024年末、リップルはブランド保護と投資家混乱解消のため、Linqto関連の二次株取引を停止する決定を下した。一方で、リップル株式の価値が時間とともに大幅に上昇している事実は認めつつも、Linqto側の保有管理や投資家対応には一切関与しない立場を改めて表明した。

今回の声明は、XRPとリップル株式の明確な区別が必要なこと、そしてLinqtoの株式保有確認が同社の活動を承認するものではないことを強く示す内容となっている。
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