ゲーム業界のベテランがEtherlink/Tezos L2上でAAA級シューティングゲーム開発へ30.5億円調達

ソニー、アマゾン、ライアット、ブリザード、ユービーアイソフト、エピックなどの有名ゲーム企業で経験を積んだ開発者たちが集結し、新たなAAA級シューティングゲームを開発するため、30.5億円の資金調達に成功しました。開発チームには『Call of Duty』『Valorant』『Fortnite』『Planetside 2』などの有名タイトルに携わった業界のベテランが名を連ねています。

本プロジェクトは、ゲームエコノミーにブロックチェーン技術を採用しており、特に堅牢なスマートコントラクト機能、持続可能性、複雑な分散型アプリケーションのサポートを特徴としています。ゲーム専用に開発されたTezosのL2ソリューション「Etherlink」は、シームレスな処理と拡張性を提供し、AAAタイトルの開発に適しています。

新スタジオのリーダーには『EverQuest』『Planetside 2』『H1Z1』などの共同制作者が就任。BitkraftとBrevan Howard Digitalが主導し、Tezos財団、Hashed、Delphi Ventures、Shima Capital、North Island Venturesなどが参加した資金調達ラウンドが実施されました。

Tezos共同創設者Arthur Breitman氏は「『EverQuest』の開発者がAIを駆使した没入型世界を構築するとは！」と興奮を隠せません。

ゲームはMarova島を舞台に、プレイヤーは「Reapers」と呼ばれるエリート工作員として、基地の建設・管理、領土戦争、資源採掘などを行います（PvPvE形式）。SteamやEpic Games Storeなどでリリース予定で、キャラクターや基地、スキンなどのレアアイテムをEtherlink上で取引可能です。

Trilitechのゲーム部門責任者Efe Kucuk氏は「ゲームにおけるインフラは、必要な時にだけ存在を感じさせるべき。Etherlinkはまさにそれを実現するソリューションだ」と述べました。

今後数週間内に「Foundation」フェーズ（プレアルファ版）が発表され、早期アクセスやチェーン上でのアイテム取引が可能になる予定です。