ドージコイン番狂わせ ウォール街の大物がDOGEに続々投資

公開日:2025年07月04日 10:16
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ドージコイン(DOGE)が機関投資家からの関心を急速に集めている。背景には米国での複数のDOGE現物ETF承認への期待と規制の明確化がある。東京に本社を置くエネルギーコンサルティング企業リミックスポイントは、2024年12月時点で約380万ドル(約5億9千万円)相当の暗号資産を保有していることを決算報告で明らかにした。この金額は同年3月末時点の44万6500ドルから約1年で130倍以上に急拡大している。同社のポートフォリオにはビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPに加え、ドージコインも含まれている。円安ヘッジと資産の多様化を目的とした戦略的投資だ。

かつては個人投資家やネットコミュニティによって盛り上がった「ミームコイン」と見られていたドージコインだが、現在では決済やブロックチェーン技術の実用化が進み、機関投資家も本格的に注目し始めている。カナダの上場ブロックチェーン企業ネプチューン・デジタル・アセッツも2024年12月に25万8000ドル相当のDOGEを購入。スピリット・ブロックチェーン・キャピタルはドージコイン関連企業を買収するなど、エコシステム拡大の動きが活発化している。

最大の話題はSEC(米国証券取引委員会)が審査中の複数のドージコインETFの承認可能性だ。ビットワイズや21シェアーズ、グレースケールらが申請しており、承認されればさらなる価格上昇が期待される。現在DOGEは0.17ドル付近で取引されており、過去24時間で7.01%上昇している。テスラのイーロン・マスクCEOも同社がDOGEを売却していないことを2022年7月に確認しており、引き続き支持姿勢を示している。
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