複数の銀行で大規模データ流出 - 個人情報や口座詳細1,890人分が被害に

公開日:2025年07月04日 10:37
閲覧数:581
テキサス州で複数の銀行が大規模なデータ流出事件を報告した。テキサス州司法長官事務所の公開通知によると、フェニックスに本拠を置くWestern Alliance銀行では1,222人のテキサス州民が被害を受けた。流出情報には氏名、住所、社会保障番号、運転免許証番号、政府発行ID番号、口座番号、クレジットカード番号、デビットカード番号、生年月日などが含まれる。連邦準備制度の統計によると、同銀行の総資産は約830億ドルに上る。

今年初めにはメイン州司法長官事務所に提出した文書で、第三者のファイル転送ソフトウェアシステムの脆弱性を悪用され、21,899人の顧客情報が盗まれたと報告していたが、この事件との関連性は不明だ。

もう1件はテキサス州に本拠を置くPeoples銀行で、668人の州民が被害を受けた。流出した情報には氏名、住所、社会保障番号、運転免許証番号、口座情報、クレジット/デビットカード情報、医療情報、生年月日が含まれる。連邦準備制度によると、同銀行の総資産は11億ドル以上に上る。

専門家は金融機関におけるサイバーセキュリティ対策の強化が急務だと指摘している。特に第三者のソフトウェアシステムを利用する際のリスク管理が改めて問われている。
関連タグ
データ流出 個人情報漏洩 サイバーセキュリティ 金融機関 第三者リスク