テザー、アデコアグロと合意書締結 ブラジルで再生可能エネルギー活用のビットコイン採掘プロジェクト始動
公開日:2025年07月04日 10:51
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ステーブルコインUSDTの発行元であるテザー・ホールディングスは30日、南米の農業関連企業アデコアグロS.A.と基本合意書(MoU)を締結した。両社はブラジルで再生可能エネルギーを活用したビットコイン採掘の実証プロジェクトを共同で実施する。アデコアグロはアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイで事業を展開するナスダック上場企業で、再生可能エネルギー源からの発電容量230メガワット以上を管理している。
プロジェクトではテザーが独自開発した採掘サイト管理ソフト「Mining OS」を使用する。同ソフトウェアは今後数か月以内にオープンソース化される予定だ。アデコアグロのマリアノ・ボッシュCEOは「再生可能エネルギー資産の価値最大化に向けた革新的な方法を模索できることを嬉しく思う」とコメント。余剰電力の収益化にとどまらず、ビットコインなどのデジタル資産によるバランスシートの多様化を目指すという。
テザーのパオロ・アルドイーノCEOは「農業エネルギー生産と先端デジタルインフラを統合する可能性を示す事例」と評価。既存の発電インフラへの新たな需要創出としてビットコイン採掘を検証するとしている。230メガワットの電力を利用した場合、約6.9EH/s(現在のビットコインネットワーク全体の約1.6%)のハッシュレートが見込まれ、効率的に運営されれば世界有数の大規模採掘施設となる。
一方、テザーは7月1日にはタンザニア沖のザンジバル自治政府ともMoUを締結。ブロックチェーン教育プログラムの導入や、政府運営のデジタル決済プラットフォーム「ZanMalipo」へのUSDT・XAUT統合など、アフリカ市場での金融包摂推進を表明している。
プロジェクトではテザーが独自開発した採掘サイト管理ソフト「Mining OS」を使用する。同ソフトウェアは今後数か月以内にオープンソース化される予定だ。アデコアグロのマリアノ・ボッシュCEOは「再生可能エネルギー資産の価値最大化に向けた革新的な方法を模索できることを嬉しく思う」とコメント。余剰電力の収益化にとどまらず、ビットコインなどのデジタル資産によるバランスシートの多様化を目指すという。
テザーのパオロ・アルドイーノCEOは「農業エネルギー生産と先端デジタルインフラを統合する可能性を示す事例」と評価。既存の発電インフラへの新たな需要創出としてビットコイン採掘を検証するとしている。230メガワットの電力を利用した場合、約6.9EH/s(現在のビットコインネットワーク全体の約1.6%)のハッシュレートが見込まれ、効率的に運営されれば世界有数の大規模採掘施設となる。
一方、テザーは7月1日にはタンザニア沖のザンジバル自治政府ともMoUを締結。ブロックチェーン教育プログラムの導入や、政府運営のデジタル決済プラットフォーム「ZanMalipo」へのUSDT・XAUT統合など、アフリカ市場での金融包摂推進を表明している。
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