リップルを『銀行』として信頼できるか?デジタル通貨金融の新たな課題

公開日:2025年07月04日 10:54
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仮想通貨業界をリードするリップル(Ripple)が、伝統的な銀行システムに代わる金融インフラとしての信頼性に注目が集まっている。ブロックチェーン技術を基盤とした同社の決済ネットワークは、国際送金の効率性で評価されている一方、中央集権的な運営体制が真の分散型金融(DeFi)と呼べるかについては専門家の間で議論が続いている。

リップルネットワークを利用する金融機関が増える中、『銀行代替』としての機能は拡大傾向にある。しかし、XRPトークンをめぐる米国証券取引委員会(SEC)との法的紛争が解決しない現状では、完全な銀行業務を担う存在として受け入れるには慎重論もある。

デジタル通貨時代における金融仲介機関のあり方を問うこの議論は、ブロックチェーンの自己主権型金融と従来システムの融合という、より大きな産業課題を浮き彫りにしている。
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