米政府、中国向け半導体設計ソフト販売規制を解除 - シーメンスが発表
公開日:2025年07月03日 14:46
閲覧数:359
独シーメンス(Siemens AG)は、米政府が中国向け半導体設計ソフトウェアの販売制限を解除したと発表した。同社によると、中国顧客向けのソフトウェアと技術提供が完全に再開されたという。
トランプ政権時代に中国向け半導体設計ソフト販売が制限されていた。関係者によると、米商務省産業安全保障局(BIS)が電子設計自動化(EDA)ソフト大手のシーメンス、シノプシス(Synopsys)、カデンス・デザイン・システムズ(Cadence Design Systems)に対し、中国顧客への出荷停止を指示していた。詳細は非公開だが、関係者は「中国関連の全取引停止を事実上命じる内容だった」と説明する。
規制はEDA関連株に即時の影響を与え、カデンス株は10.7%急落、シノプシス株も9.6%下落した。シノプシスは中国市場で収益の約16%、カデンスは約12%を占めており、規制は事実上の中国ビジネス禁止に相当するとの見方もあった。
シノプシスは一時、中国でのサービス提供と新規受注を停止していたが、6月から特定サービスの提供を再開。非中核的なハードウェアや知的財産の販売が可能となり、既存顧客へのサービス継続が可能になったと関係者は明かした。
米商務省広報官は「中国向け重要輸出の見直しを実施しており、場合により輸出ライセンスを一時停止または追加要件を課すことがある」と述べている。
トランプ政権時代に中国向け半導体設計ソフト販売が制限されていた。関係者によると、米商務省産業安全保障局(BIS)が電子設計自動化(EDA)ソフト大手のシーメンス、シノプシス(Synopsys)、カデンス・デザイン・システムズ(Cadence Design Systems)に対し、中国顧客への出荷停止を指示していた。詳細は非公開だが、関係者は「中国関連の全取引停止を事実上命じる内容だった」と説明する。
規制はEDA関連株に即時の影響を与え、カデンス株は10.7%急落、シノプシス株も9.6%下落した。シノプシスは中国市場で収益の約16%、カデンスは約12%を占めており、規制は事実上の中国ビジネス禁止に相当するとの見方もあった。
シノプシスは一時、中国でのサービス提供と新規受注を停止していたが、6月から特定サービスの提供を再開。非中核的なハードウェアや知的財産の販売が可能となり、既存顧客へのサービス継続が可能になったと関係者は明かした。
米商務省広報官は「中国向け重要輸出の見直しを実施しており、場合により輸出ライセンスを一時停止または追加要件を課すことがある」と述べている。
関連タグ
シーメンス
半導体設計ソフト
米中貿易
輸出規制
EDA